絵手紙発祥の地、400枚分の巨大作品(読売新聞)

 「絵手紙発祥の地」を掲げる東京都狛江市の小田急線狛江駅前に3日、同市在住の絵手紙作家小池邦夫さん(68)が手がけた巨大絵手紙がお目見えした。

 駅北口ロータリーの排気塔壁面に掲げられた作品は縦4メートル横3メートルで、通常の絵手紙約400枚分の大きさ。中国・唐代の置物を題材に、馬に乗る女性を描き、「動かなければ出会えない」とのメッセージを添えた。

 「絵手紙を始めて50年になる」という小池さん。絵手紙を通じて様々な出会いがあったことから、今回の作品には「市民と行政が人馬一体となって動くことで町に活力を与えたい」との願いを込めたという。

 同駅前で行われた除幕式には、絵手紙ファン約100人が集まった。小池さんは、この日が節分であることに触れ、「絵手紙を通じて、多くの人に福を配って」と呼びかけていた。

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日中歴史共同研究報告書 妥協求めた政治的研究(産経新聞)

 2006(平成18)年、日中両国が歴史共同研究で合意した後、中国のインターネット上には「日本の誤った歴史認識を正す機会」との声が相次いだ。中国の「正しい歴史観」で日本側を「再教育」せよ、との圧力を痛感したと中国側関係者は話す。31日公表された報告書を読むと、中国側が共産党の歴史認識を基本にし、日本側と対立する面と同時に、双方が歩み寄った面も目につく。それはなぜか。

 ◆戦略的互恵を促進

 日中歴史共同研究を最初に提起したのは05年4月に訪中した町村信孝外相(当時)だった。折しも、靖国神社参拝を継続した小泉純一郎首相(同)への中国側の不満が各地で反日デモに発展しており、提案はほとんど相手にされなかった。

 06年10月、小泉氏の後を継いだ安倍晋三首相(同)が訪中、胡錦濤国家主席との会談で未来志向の戦略的互恵関係構築で一致、安倍氏が提案した歴史共同研究で基本合意した。日中関係のトゲになってきた歴史問題を学術界に委ね、共通の認識を持つ狙いだった。

 こうした経緯から共同研究は政治とは切り離せない関係にあった。共同研究そのものが、戦略的互恵関係促進の一環という性格を帯び、報告書をまとめることに努めた。その結果、論議の多かった「近現代史」分野でも、両論併記の形ながら双方が意見を調整、妥協した形跡がうかがえる。

 中国の対日歴史認識は、19世紀後半以来、一貫して対中進出を企図し、日清戦争(1894〜95年)以後は軍国主義の道を歩み、中国を侵略し続けたというのが基本だ。この基本認識は共同研究でも貫いているが教科書の記述や戦争記念館の表示にもなっている事項を避けた部分もある。

 その代表的な例は、田中義一首相(当時)が天皇に対中侵略を具申したとされる「田中上奏文」を脚注で真偽不明とし、「南京事件」時の日本軍人2人による「百人斬り競争」をカットしたことだ。いずれも日本では疑問視されている。

 このほか、清末の「義和団事件」も、中国の教科書にある「帝国主義列強に対する愛国運動」との評価をせず、事実関係の記述にとどめ、日中戦争の発端となった盧溝橋事件についても、日本軍の謀略との断定を避けている。

 一方、日本側の報告では、座長の北岡伸一東大教授は昨年12月、「日本が中国を侵略し、中国人を殺害したのは事実」と述べたが、諸説ある満州事変(1931年)や盧溝橋事件について、中国側の事実認識と大差はない。「南京事件」に関しても捕虜らの虐殺はあったと認定し、被害者数に諸説あると述べている。

 ◆理不尽な宣伝抑制

 日中の政治的和解に発した共同研究に対しては、日中双方から異議が出るのは確実とみられる。とりわけ中国国内では、反日傾向の強いネット世代の反発が予想され、中国側が報告をどう報じ、内容をどこまで公開するかが注目される。

 今回の報告書は、第二次大戦終結までで終わり、戦後の報告は今後に持ち越された。北岡座長は共同研究を継続すべしとしているものの、戦後の歴史研究には中国側に厚い政治の壁がある。89年の天安門事件は、中国国内ではタブーだし、文化大革命はじめ日中関係にも影響を及ぼした多くの出来事についても共同研究の限界がある。

 しかし、こうした有識者間の交流は、「南京事件」の内部資料をもつ台湾の参加など、より範囲を広げて続けていく必要があろう。共同研究の成果が直ちに中国側の政治優先の歴史観に影響を与えることがなくとも、少なくとも理不尽な政治宣伝に歴史が使われるのを抑制できるに違いない。(北京 伊藤正)

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<首都圏連続不審死>大出さん殺害現場物色か 車Uターンも(毎日新聞)

 首都圏の連続不審死事件で、09年8月5日夜に大出嘉之さん(当時41歳)を殺害した容疑で逮捕された木嶋佳苗容疑者(35)が同夜、東京都板橋区の自宅マンションから大出さんを乗せたレンタカーを運転し、途中でUターンなどをしつつ殺害現場に向かったとみられることが捜査関係者への取材で分かった。大出さんの遺体から睡眠薬の成分が検出されており、埼玉県警は木嶋容疑者が大出さんに薬を飲ませた後に車に乗せ、殺害場所を物色していた疑いがあるとみている。【浅野翔太郎、町田結子】

 捜査関係者によると5日夜、木嶋容疑者のマンションから殺害現場である埼玉県富士見市の駐車場に向かうルート近くにある複数のカメラに、大出さんが当日借りたレンタカーが写っていた。木嶋容疑者とみられる人物が運転し、助手席に大出さんらしき姿があったという。

 また走行記録などから、レンタカーはマンションを出発後、国道254号を埼玉方面に向かい、埼玉県新座市付近で左折。いったん国道463号を所沢市方向に向かった後、再び新座市方向に戻っていた。レンタカーは翌6日朝、富士見市の国道463号近くの駐車場で、大出さんの遺体とともに発見された。ある捜査幹部は「実行しやすい場所を探していたのではないか」とみている。

 一方、さいたま地検は1日、大出さんから約470万円をだまし取ったとする詐欺罪で木嶋容疑者を追起訴した。起訴状は09年7月24日、結婚する意思があるように装い、マンションの転居費用などに充てるため、大出さんから現金を詐取したとしている。

 ◇「友人宅からの帰り」 タクシーで現場離れ

 大出さんが殺害されたとみられる09年8月5日夜、木嶋容疑者は現場からタクシーで自宅へ戻っていたことが関係者の証言で分かった。

 関係者によると、木嶋容疑者は午後10時ごろ、事件現場から数百メートル離れた温泉施設の駐輪場でタクシーに乗車。肩からひざまであるゆったりした服を身につけ、小さなバッグのようなものを持っていた。「友だちの家に遊びに来た帰り」と話し、当時住んでいた東京都板橋区のマンションに到着するまでの30〜40分間、運転手と「冷夏で野菜が高くなりそうですね」などと世間話をしていた。変わった様子はなかったという。到着すると6000円余りの運賃を現金で支払ってタクシーを降り、マンションの駐車場に止められていた赤いベンツに近寄り、キーでドアロックを解除していた。「車の中に忘れ物がある」と話していたという。

 同9〜10日には、知人の男性と福島・裏磐梯へ旅行に出かけていた。この時に木嶋容疑者と会ったという別の知人男性は「『久しぶりですね』と5分程度話したが、温和な印象で、こんな事件になって信じられない」と振り返る。【吉住遊、平林由梨】

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<参院選>公明党、埼玉選挙区に公認候補擁立へ(毎日新聞)

 公明党は27日、今夏の参院選埼玉選挙区に公認候補を擁立する方針を決めた。改選を迎える現職の西田実仁氏を比例代表に回し、同選挙区から撤退することを昨年12月に決めていたが、民主党の勢いに陰りがみえつつあると判断し、主戦論に転じた。

 埼玉選挙区では07年に公明党の現職が落選した。次期選挙は現時点で民主党が2人を擁立し、自民、共産、社民各党などと3議席を争う構図になっている。公明党は新人を中心に人選を進める。【田所柳子】

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